おしゃべり短歌日記

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Jan 28, 2020

猫が可愛いという話はよく聞くのだけれど、猫を飼ったこともなければ、猫とじゃれあった経験もほとんどないので、本当に可愛いのかどうか、よく分からない。皆さんは、猫は好きですか?

むかし、猫カフェに行ったとき、ぼくに寄って来る猫を見て「ワア、あの猫たごくん(ぼく)のこと好きなんじゃない?」とか、反対にぼくから逃げる猫を見て「あの猫、たごくんのこと嫌いだよね」とか、ぼくと猫の関係を解説してくれた人がいました。

でも、好きだから逃げる、ということもあるのかも?(ストーカーみたいな文章だ)

Dec 15, 2019

ベトナムに行ってきた。ザ・ファクトリーという現代アートのギャラリーに行って、Đặng Thuỳ Anhというベトナム人アーティストの作品を見た。読み方がてんでわからないので、日本語にできない。

日本でいうジャンボタニシ的な、アップルスネール(大きなカタツムリを想像してください)を使った展示だった。バンコクビエンナーレで、遠藤薫というアーティストが、じぶんで蚕を飼育して(赤ちゃんもいる生活空間で蚕を飼うのはすごく大変だったとおっしゃっていた)、蚕たちが作ったシルクを展示していたのだけれど、その作品を思い出した。

Đặng Thuỳ Anhさんは、本物のアップルスネールも、水槽に入れて展示していた。インスタレーションで、薄暗い空間を鏡面みたいなつるつるの金属で覆っていた。アーティストが実家で撮ったという、透明なパネル越しに雨が降っている映像と音が流れていた。

もうひとつの部屋には、アップルスネールの卵を集めて、手のひら大の、透明なアクリルのキューブに閉じ込めた作品があった。そのソリッドなキューブが、6×6で36個、ずらりと床に並べられていた。三方の壁には小さな卵(多分直径一、二ミリくらいだと思う)をひとつひとつ写した拡大写真を、2970枚も貼っていた。数えてないが、リーフレットにそう書いてあったのだ。

アップルスネールは、もともとベトナムにはいなくて、80年代に家畜用の食糧として入ってきたらしい。それがすごい繁殖力でもって、自然界でも数が増えて、もともとベトナムにいたカタツムリが減って、作物に被害が出たりもした。このあたりは、日本でも起きたことだ。

しかしベトナムでは、1975年まで、ベトナム戦争があった。そう考えてみると、外国からやってきたアップルスネールというものが、また別の見え方をするなあと思った。すごく雑に言ってしまうけれど、外国との共存みたいなものは、ベトナムにとって大きなテーマなんだろうと思う。

とまあ、前日にベトナム戦争証跡記念館に行ったぼくは、勝手に勘ぐっていたのだけれど、たぶんアーティストとしては外来種うんぬんというより、猛烈に繁殖して、自然を脅かすアップルスネールを、人類全体に重ねているんじゃないかと思う。あるいは、ただ単にアップルスネールが好きすぎるのかもしれない。

こんな素敵なサイトを見つけたよ。

http://apple-snail.com/

Dec 5, 2019

三週間くらい前からタイにいるのですが、屋外がフィンランドより30度くらい暖かいのはともかくとして、いちど建物の中に入ると、タイの屋内のほうがフィンランドの屋内より10度くらい寒いの、まじ勘弁してほしいです。

上はコートを持っていけばいいとして、短パンでスタバに行くと店内で凍えるし、長ズボンでスタバに行くと道中で汗まみれになるのです。どうしたらいいの? スタバでコーヒー飲むために、上下一式持っていかなきゃいけないの?

内田百閒が、エッセイの中で「通勤電車がすれ違うのを見るたびに、あの人たちは家を交換すればいいのにと思う」みたいなことを言っていましたが、それを思い出します。

Nov 17, 2019

インスタとか見てると、外国の人が撮った写真を見ることがあります。そうすると、とくに室内の写真とかがそうだと思うんですけど、画質が悪くて、気になったことはありませんか。

ぼくはずっと気になっていたんです。なんで全体的に画面が暗くて、ノイズがのってるんだろう、と。自分なりに考察して、スマホのカメラの質か、その国の通信設備のせいだろうと思ってたんです。

でもタイに帰ってきてふと気づいたんですけど、あれってたぶん、最大の要因は部屋の暗さではないでしょうか。発展途上国、といっても主に東南アジアしか知らないですけど、部屋のなかが暗いことが多いです。

たぶん、先進国って日本もフィンランドも、土地の値段が高いせいか、部屋が狭いことが多くて、そうすると明るくなりがちです。タイは、天井も比較的高いし、部屋も広いのに、電球はポツンと一つしかなかったりします。多くの発展途上国も、熱帯や亜熱帯の地域にあるとすれば、同じような環境だと推測します。なので、夜は基本的に、電気をつけていても薄暗いんですね。高級なコンドミニアムとかは違うんでしょうけど。

あと、いま書きながら思ったんですけど、フィンランドは夏以外、太陽のパワーが異常に弱くて、十二月は日照時間が4時間ちょっととかになるので、そりゃ室内の明かりをしっかり確保しないと、しんどいですよね。タイは室内が多少薄暗くても平気なのは、日中にガンガン日光があるから、という面もありそうです。

Nov 12, 2019

土曜日、ヘルシンキ中央駅の地下トイレの前で、知らないお兄さんに「日本人ですか」と声をかけられた。痩せて背の高い黒人で、テンポの良い英語のなかに、どこかよくわからない訛りがあった。

なぜこちらが日本人だとわかったんだ、というのが最初の感想である。フィンランドでは、アジア人はみんな「中国人」なのである。中国がアジアの中でいちばん人口が多いから、そう言っておけばだいたい当たるんだろう。母国タイでフィリピン人に間違えられがちなギャミーでさえ、だいたいいつも中国人かと聞かれるらしい。まあ、アジアの外におけるアジア人の容姿の区別なんてそんなもので、ほぼないんだと思う。

とにかく、怪しいので何も言わずに黙っていると、ポーター吉田カバンの高級そうな名刺入れを取り出して、これ拾ったんだけど、と言う。見せてもらうと、名刺が50枚くらい、かなりの厚みに膨らんでいて、それからtaspoが入っている。それだけだ。日本人の顔写真、女性の名前だった。

「日本語だよね? このカード、大事なものなのかな?」

そう、このお兄さんは、たまたま日本人を探していたらしい。なんだかいい奴のようだ。

ぼくも自分が日本人だと明かして、「大事っちゃ大事だと思うよ。名刺と、あと日本でタバコ買うときに必要なカード。ヘビースモーカーなら、なきゃ困るだろうね」みたいなことを言ってみた。すると男は、「へえ。そんなに大事じゃないなら、このままこの名刺入れ、もらっちゃおうと思うんだけど」と言う。こちらが黙っていると、まくしたてるように、

「もし本当に大事なものなら、どっかに届けなきゃだめだろ。でも、もしそんなに大事じゃないなら、俺がもらっちゃうわ、これ」

と言って、なおもぼくの意見を求めている。なぜ拾った名刺入れをパクるのにぼくの意見を求めるのか、いい奴だか悪い奴なんだか、よく分からないまま、「どっちでもいいんじゃない」と言って別れました。クレイジーだよね。

Nov 10, 2019

前に花瓶を買ったという話をしたと思うんですけど、そこらへんの屋外に生えている花を採ってきたいという欲望が、私にはあるんです。

なんか、この欲望は「花を室内に飾りたい」っていう単なる欲望とはちょっと違っていて、「普段何気なく外出しているときに、自然のなかに生えている花を一期一会的に発見して、『あ、あの花、アタシの家の花瓶とテーブルに似合うかも』って、脳内でイメージして、実際にそれを試してみたい」という欲求なので、花屋でディスプレイされた花を買うのとは、なんか違うんですね。

でも、ギャミーは「自然に生えている植物を採ってくるのはダメなことだ」と言うんで諦めてたんですけど、さきほどインスタグラムで、フィンランド人の旦那さんを持つ日本人の女性が、同じように「花は自然のなかにいる姿が一番綺麗なんだから、採らないであげようよ」と旦那さんに言われた、というナイスなエピソードを上げていました。

で、思ったんですけど、日本って学校でも、たとえば虫取りとか、植物採集とか、実際に習うし、個人単位での自然の利用というか「殺生」が、文化的側面から良しとされていて、ぼくもがっつりその価値観で生きているんですね。べつに、ブルドーザー持ってきて一つの山をまるまる伐採するわけじゃないんだし、いいじゃんか、と思うけど、まあ、そういう問題じゃないんだろうな、というものわかる。

Nov 8, 2019

体調が悪く、鼻水が止まらない。元来、あまり鼻水を出す人間ではなかったはずで、年中鼻をかんでいる弟を「どうしてこの人はこんなに鼻水が出るんだろう」と愉快に思って見ていたのだけれど、ここ数年は風邪をひくたびに鼻水が止まらない。

鼻セレブ、というちり紙があるけれど、ぼくはずっとゴワゴワのトイレットペーパーを使っているせいで、鼻が痛い。というか、なんか、鼻の中から血が出てくる。鼻セレブならぬ鼻貧民である。(これが言いたかったのだけれど、言ってみるとたいして面白くないね。)

Nov 6, 2019

自分が見たものしか信じられずに生きている気がする。これは別にそういうモットーで生きているとかいうのではなくて、あまり頭がよくないというか、想像力が乏しいのだと思う。

静電気というものを、大学一年生、19歳になるくらいまで、信じていなかった。静電気の存在そのものは知っていたけれど、「静電気がどうとか、そういうことを言っている人もいるけれど、どうせ疑似科学みたいなものだろう、コラーゲンで肌がプルプルになるみたいな」程度に考えていた。

で、バイトをしていた和菓子屋の制服が白衣だったのだけれど、それが冬場にパチッと音を立てることがあり、そのときに初めて実感として、静電気というものがあるのだな、とわかった。それ以来、かなり頻繁に静電気を感じるようになった。英単語とかもそうだけど、いちどその存在に気がつくと、わりと目にするようになって、「こんなに頻繁に出てくる単語なのに、どうしてぼくは今まで知らなかったんだろう?」となる、それと同じだと思う。

いまフィンランドは昼も夜もだいたい0度前後で、家の中も乾燥しっぱなしなんですけど、もう静電気だらけで、椅子に座ればバチ、椅子から立てばバチ、四六時中バチバチいってます。

そもそもこんなことを思ったのは、鏡を見ていたら小鼻に黒ずみがあるのを発見しまして。薬局とかによくあるじゃないですか、「小鼻の黒ずみを落とすシート」みたいなのが。ああいうのを見るたびに、「黒ずみができる人なんて実際にはいないけど、黒ずみも落ちるといっておけば毛穴の皮脂も落ちると考えてよく売れるんだろうな」と思っていたのです。でも、自分の鼻にがっつり黒、ブラックの黒ずみがあって、ああ、黒ずみって実在するのか、と思ったのでした。シート買いてー!

Nov 2, 2019

パリに来ていまして、念願だったオルセー美術館、ポンピドゥ・センター、ルーブル美術館に行くことができました。3日連続で、それぞれ6時間、7時間、7時間と滞在しまして、正直、最後のほうは絵を見るだけで気分が悪い状態になりましたが、行けてよかったです。ギャミーといろいろ話をしながら回れたのも良かったです。

現代美術が好きなので、ポンピドゥ・センターは感動した。オルセー美術館もすごくよかったよ。

ルーブル美術館は、広さを20分の1して、作品数を30分の1にしてくれたらちょうどいいと思いました。似たような風景画がえんえん300個くらいあって、まじ「1個で良くね〜??」って思った。

Oct 29, 2019

昨日をもって、フィンランドの夏時間が終わりました。深夜4時に時計の針を3時まで戻すというイベントが行われたらしいのですが、もちろんぼくは寝ていたので、よくわかりませんでした。スマホの時刻設定は自動で修正されていたうえに、寝る前に設定していたiPhoneのアラームは、ちゃんと新しい?時間に鳴りました。

明日から五日間、フランスのパリに行ってきます。帰りぎわに鉄道(TGV、中学の社会科で習ったやつ!)でドイツのフランクフルトに行って、海外出張に来ているギャミーの兄ちゃんに会います。ゲーテの生家があるらしい。